腹横筋は腹部の深部にある筋肉で、腹横筋をトレーニングすることで、腰のくびれづくりや腰痛の対策になるとされています。
しかし、腹横筋は深部にあるがゆえ、なかなかトレーニングでアプローチをかけていくのが難しいとされています。
今回は腹横筋の活動とお腹まわりの長さの関係から、効率よく腹横筋のトレーニングをする方法を紹介していきたいと思います。
腹横筋がきちんと働くと、腹横筋の厚みが増します。
この厚みは腹横筋の活動を示すと報告されています。
腹横筋とお腹まわりの長さの関係を調べた研究では、呼吸によりお腹まわりを凹ましてお腹まわりの長さを短くするほど腹横筋の厚みが増したという関係がみられました。
研究で用いられた動作は、5 秒間かけて鼻から息を吸い、出来るだけお腹を膨らませ、5 秒間かけて口から息を吐き、出来るだけお腹を凹ませていく、というものでした。
この方法はそのまま現場へ適用できるかと思います。特に腹横筋のトレーニングに慣れていないかたにはおすすめのエクササイズです。
このような呼吸を利用することで、あお向けや座った状態よりも難しいとされる立った状態での腹横筋のトレーニングも可能となり、より日常に取り入れやすくなることでしょう。
詳しくは動画を参考にされてみてください。
腹部周囲径と腹横筋厚の関連性
布施 陽子、福井 勉