内腹斜筋は外腹斜筋におおわれており、
ちょうど腹横筋の周りを囲むように位置しています。
外腹斜筋と同様に腹圧を高め、排便・排尿・おう吐・くしゃみ・咳・分娩などを補助し、そして、この筋肉もおなかの引き締めや姿勢維持などにもバッチリ貢献しています。
主な働き
カラダを縦、横に曲げたり、ねじりったりします。
内側のを意味するinternalと、ラテン語obliquus斜めの、傾いたを起源とした英語oblique斜めの 、傾斜したをあわせてinternal obliqueと呼ばれます。
内腹斜筋とカラダのねじり
ここでカラダをねじるときと、そのときの外腹斜筋との関係についてもう少しみていきます。
内腹斜筋の筋肉の走行は骨盤側からカラダの中心線に向かって放射状にのび、外腹斜筋に対してほとんど直角に交わるように走っています。これはねじり動作のとき、連動しやすいデザインだと考えられます。
外腹斜筋とは逆に内腹斜筋は、腰を右側にねじるとき右側が、左側にねじるときは左側の内腹斜筋が働いて、力を出します。
写真のように
右肘を左膝にタッチさせるのような動作ではカラダの左ねじりのため左の内腹斜筋と右の外腹斜筋が働き、これにカラダを縦に起こす腹直筋の働きが加わります。
このようにカラダのねじり動作では反対側の外腹斜筋と内腹斜筋が常に共同して作用するのです。内腹斜筋と外腹斜筋の絶妙なコンビネーション!
内腹斜筋のストレッチ
内腹斜筋は外腹斜筋と同様に左右別々にストレッチします。
右側を伸ばしたい場合、左側に大きく横に傾け左側に大きくねじり、さらにカラダを伸ばそうとするとよいでしょう。↓わき腹のトレーニングからストレッチに焦点をあてた動画です。参考になさってみてください。