腹筋からみた効果を上げるブリッジ運動

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以前ブリッジの運動効果について述べましたが、リングなどの運動器具を膝に挟み、内転筋や、骨盤底筋群を刺激した状態でブリッジ運動をした方が、通常のブリッジ運動に比べて、効果が高くなるというのをみました。

このとき、ブリッジ運動に関わっている「腹筋」も例外ではなく、腹直筋や内腹斜筋の活動も増すとのことでした。

ただ、ブリッジ運動において、股関節や膝角度を変えることによって、活動量の差は出るのかを調べた研究では、「腹筋」の活動量に差はなかったとのことです( ここで調べられた「腹筋」は腹直筋と、外腹斜筋です )。

ブリッジ運動

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ブリッジエクササイズは主に、内ももやお尻、そして首まわりの筋肉を刺激するといわれています。

角度を変えることによって、活動量の違いが見られたのはこれら内もも、お尻、首まわりの筋肉でした。

ブリッジ運動は、カラダの安定性のトレーニングに用いられ、腰痛対策によいといわれています。

加えて、ブリッジ運動は奥の筋肉と表の筋肉の連動性を高め、カラダの機能的な動きでも重要な関係を持つことから、リハビリのトレーニングにも取り入れられたりします。

研究では、首や腰への負担を避けたい患者さんへのエクササイズは膝角度や股関節角度を調整することで、負担を軽減できるというのが述べられていました。

肝心の「腹筋」は??

ブリッジ運動そのもので、「腹筋」自体は活動していたのですが、それ以上活動量が増すということはなかった…つまり、リングを挟むなどのブリッジ運動ではない、通常のブリッジ運動において、脚の角度を変えるなどでは「腹筋」の活動量は増さないということになります。

ブリッジ運動は確かに、「腹筋」にも効いてくれるが、腹筋のトレーニングに特化するのであれば、違う種目からのアプローチがいいかもしれませんね。

参考文献:effects of Knee Joint and Hip Abduction
Angles on the Activation of Cervical and
Abdominal Muscles during Bridging Exercises
Su-Kyoung Lee, PT, PhD1), Du-Jin Park, PT, MS2)*
1) Department of Physical Therapy, Gimhae College
2) Department of Physical Therapy, Graduate School of Catholic University of Pusan: 9 Bugok 3-dong,
Geumjung-gu, Busan 609-757, Republic of Korea. TEL: +82 55-320-1735, FAX: +82 55-336-6222

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