体幹の動きからみる腹筋。屈曲・伸展といった関節の動きに着目して。

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屈曲・伸展といった関節の動き

人の動きをみたとき、実際には筋肉は屈曲も伸展もしません。
関節の動きを説明する用語が屈曲、伸展。つまり、筋肉は収縮を使って屈曲、伸展などすべての関節の動きを作り出します。

体幹の動きにかかわる腹筋

上記のことを踏まえて、今回は体幹の動きから腹筋をみていきたいとおもいます。

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体幹の動きは胸椎、腰椎が曲がったり、捻られたりする動きをいいます。
それぞれの胸椎と腰椎の間には椎間関節とよばれる関節があり、その一つ一つの関節の可動域は小さいですが、これを体幹全体で考えると、総合的に大きな可動域で動きを出すことが可能になります。

脊柱

このように、小さな関節の集合体を大きな関節とみなしたものが体幹なのです。

体幹の動きは、上体を前方に曲げる屈曲、後方に曲げる伸展、横に曲げる側屈、左右にねじる回旋という動作を主な働きとします。

屈曲・伸展・側屈・回旋

体幹の屈曲
関わる筋肉は、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋。
手足の動きと連動させることによって大きなパワー生み出します。
腹直筋は縦に長い筋肉なので、上部、下部といったように部分ごとに別の種目で鍛えるといいです。

腹筋群

伸展動作
脊柱起立筋を中心に、半棘筋群、多裂筋、腰方形筋などの筋肉が関わっています。
正しい姿勢の維持や、動作中のバランス維持にも貢献する重要な体幹動作のひとつです。

大腰筋

半棘筋など

側屈動作
脊柱起立筋を中心に、内腹斜筋、外腹斜筋、腰方形筋が関わります。
体幹のブレを抑えバランスを安定させる動きなどに貢献します。

回旋動作
脊柱起立筋を中心に、回転側の内腹斜筋、回転と反対側の外腹斜筋が関わっています。
回旋動作により、体幹のパワーが手足などの末端に伝わる格闘技や球技など様々な動作で重要となります。

以上、みてきた体幹動作は、スポーツやパフォーマンスだけでなく、日常生活でも重要な役割を果たしています。そういった意味でも、腹筋群、脊柱起立筋群はぜひ強化していきたいところです。

以下の動画は体幹の機能である屈曲、側屈、後屈、回旋という動きを含んだ体幹トレーニング。ただ反るだけではなく、側屈から後屈への動作の切り替え時にちゃんと胸椎で反れるようするためにオススメのエクササイズです。

https://youtu.be/vqyAPDctQoI

 

https://youtu.be/ecW0I6GCUhQ

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