腹筋を割る、ウエストを絞る、シックスパックを手に入れる……etc
これらに腹筋の筋トレは効果的です。しかし、いくら鍛えた腹筋があっても、厚い脂肪の層に覆われていたのではシックスパックは見えてきません。
かといって、食事のみで体重を落としたとしても、たいていの方が望む、引き締まったウエストやシックスパックは手に入りません。
脂肪撃退のポイントはエクササイズ、ダイエット、これらを組み合わせていくのが有効です。
今回は「腹筋を割るために」をテーマにみていきます。
まったく腹筋運動をしなければ腹筋は決して引き締まりません。
食事制限でただ体重を落とすだけでなく、ダイエットを行っているたいていの方が望むのは引き締まったカラダ、お腹でしょう。
食事のみで落とした身体は、たるんだ腹筋となり、平坦で、薄い脂肪の層でも隠れてしまいます。
5か月の低カロリーダイエットで、女性の腹部脂肪細胞のサイズが逆に増加したという研究があります※
カロリーが欠乏すると、体は脂肪組織から大量の脂質を動員しますが、このうち、脂肪の3分の1程度しか燃焼できないそうです。残りの3分の2は再び貯蔵されてしまうとのこと。このことからも食事のみで痩せにいくのはおすすめできません。
引き締まったウエスト、割れた腹筋とは程遠いものとなってしまうでしょう。
腹筋が引き締まるほど、体脂肪率が高くても、外からみてわかるようになります。
筋肉を鍛えると、皮膚のたるみがとれていきます。動かさない筋肉ほど脂肪がついてみえるのはこのためかもしれません。
ウエスト周りは体重に比例して増減し、これはほかの部位も同じで、一緒に増減しているのですが、動かしているところほど皮膚のたるみがとれるので、ほかの部位に比べ引き締まってみえてきます。
また、ある研究によれば、収縮する筋肉はその筋肉を覆っている脂肪から活動するためのエネルギーを得ているそうです。
このことから、定期的に腹筋エクササイズをすれば、ウエストの脂肪を落とすことも可能だといえます。
ダイエットと筋トレの話では基礎代謝量の話題がつきものですが、痩せるだけでなく、引き締めたいのであれば、エクササイズが大事です。
腹筋エクササイズはやはり腹筋を割るために、ウエストを引き締めるために必要になってくるでしょう。
参考文献
Amrican Journal of Physiology – Endocrinology and Metabolism 292 (2):E394-9 2007 Stalknecht
Amrican Journal of Physiology – Endocrinology and Metabolism 288:E741-7 2005. You