今回は「腹筋」についての捉え方についてみていきましょう。
脇腹の筋肉を鍛えたい、下っ腹をへこませたい、ウエストをシャープにしたい、お腹を割りたいなど、同じお腹でも鍛え方や目的が人により、違い、それは実に多様に渡ります。
腹筋へのアプローチは実にさまざま。
「腹筋」の筋トレ種目は実に豊富です。「腹筋」が一つのかたまりではなく、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋、人によっては、前鋸筋や横隔膜、呼吸筋なども「腹筋」として捉えられます。実に多くの筋肉で腹筋は構成されており、その分、アプローチの仕方もたくさん存在します。
それだけ、いろいろなやり方で、腹筋のエクササイズをしていかないと、もったいないです。管理人のカツオ自身が担当する腹筋中心エクササイズクラスでは、ひたすら、腹筋の筋トレを耐久レースのように行うわけではありません。
腹筋の持つパターンに沿って、いろいろな種目で行っていきます。ハイテンションな解説とともに。すると、最後のクールダウンの時間まで本当にあっという間です。
腹筋はかつて一つのかたまりのころがあった。
実は、腹筋は昔、腹筋群として、すべての筋肉が同じように、活動しているだけと捉えられていた頃がありました。一つのかたまりとして、捉えられていたのです。
筋肉の活動を測る一つの指標として、筋電図というものがあります。
筋電図は、筋肉を活動させる際に発生する電気活動を測定する機械です。ある運動をしているとき、その特定の筋肉が活動している量がわかります。
以前は、この筋電図による腹筋群の測定位置もバラバラで、結果もまちまちだったそうですが、これではいけない、と思った研究者が腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、それぞれ、体の表面で確認できる場所をわかりやすく提示しました。
そこから腹筋群が一つのかたまりではなく、様々な腹筋たちによる、様々な活動のパターンをみることができるようになったのです。
腹筋の筋トレ種目は、調べようと思えば、簡単に調べられますが、なぜこの種目がどこの腹筋にいいのか、腹筋のもつ、さまざまなパターンを理解すると、より効果的なエクササイズができるようになります。
腹筋のもつパターンをみると、腹筋がボディメイクアップにつながるというのも、過言ではありません。