腹筋トレーニングで体のバランスをとる。腹筋と体の左右差について。
体の左右差
呼吸は1日2万回以上行われているといわれています。その呼吸に関わる横隔膜は、右に肝臓、左に心臓とつながっています(横隔膜の左上に心臓、横隔膜の右下に肝臓)。このような構造により、横隔膜の左側は腰椎の2番、右側は3番に付いており、右のほうが長くなっています。上記のような構造に、2万回以上の呼吸もあることから、身体はもともと非対称になっているといわれます。
また、横隔膜は大腰筋と連結しているといわれています。横隔膜の左右差は大腰筋の左右差となり、それは骨盤の左右差となります。骨盤は背骨の土台ですので、肩の高さの左右差にも関わります。
上記のようなことから、体は右側に回旋が起こり、どこか(上部胸椎や中部胸椎、頚椎)でバランスを取っているということです。
腹圧と左右差
腹圧についても左右差はみられ、一般的に右側のほうが高くなるといわれています(拡がっているよりも詰まっている方が圧はたかくなるため)。
左側の腹圧を高める方法としては、左側を下にしたサイドプランクがおすすめです。重力に従うかたちで内蔵や脊柱が左側に下がるのに抗するためには、腹圧を高める必要があるからです。
サイドプランクで使われる筋肉は主に内腹斜筋・外腹斜筋・腰方形筋・腹横筋とされています。サイドプランクにはわき腹の回旋動作と縮める動作が含まれているため、わき腹のおすすめエクササイズの一つでもあります。
以下サイドプランクとそのバリエーションとして、動画を載せておきます。ぜひ参考にされてみてください。