腹筋で肩凝り解消!?横隔膜!呼吸が関わるそれは「腹筋」

腹筋で肩凝り解消!?横隔膜!呼吸が関わるそれは「腹筋」

呼吸にとって重要とされる筋肉は横隔膜です。そしてこの横隔膜と拮抗の関係にあるのが、「腹筋」の奥の筋肉である腹横筋になります。そう、呼吸と横隔膜と「腹筋」は密接に関わり合っています。

腹横筋
横隔膜

腹筋トレーニングをするにしても効果的なトレーニングを目指すのであれば、呼吸はかなりの鍵となります。

呼吸には肋骨にある筋肉なども関わり、安静時呼吸と運動時などの呼吸、また、腹式呼吸と胸式呼吸とで筋肉の働き方も変わってきます。

ここでは横隔膜を中心にみていきたいと思います。

横隔膜は呼吸の筋肉。

息を吸うときに働きます。

ギリシャ語で隔壁(かくへき)を意味しますdiaphragm

筋肉の膜で頭側を頂点とするドーム型をした筋肉で、ドームの周囲は胸部分(胸壁)に固定されています

横隔膜

横隔膜はお腹の圧を高めることによって排尿、排便の補助にもなります。また、咳、おう吐、笑うときなどにも働きます。

安静時で腹式呼吸の時

息を吸うとき横隔膜は働きますが、そのとき下の方の肋骨が固定されて、この横隔膜はお腹の下側へ下がっていきます(ドームのかたちをした頂点部分が下がり、平らになります)。

そして胸のなかの圧が少なくなることによって息を吸えるわけです。腹式呼吸の仕組みはこれになります。ちなみに横隔膜は腹式呼吸の60%を担うそうです。

※胸式呼吸は肋骨の動きを主体とする呼吸法で、横隔膜の関与はないといわれています。

息を吐くときは横隔膜は緩んでいき、肺自らの縮む力によって縮み、息を吐きます。

安静時呼吸では息を吐く時に働く筋肉はありません

運動時の横隔膜と腹筋

運動時など、大きい呼吸での呼吸運動では、肋骨の筋肉と横隔膜がよく働きながら、そのほか複数の筋肉(胸まわりの筋肉など)が働いて呼吸を手助けします。

息を吐く時、補助として働く筋肉には腹筋(プラス肋骨の筋肉)があります。腹筋の働きは非常に重要です。 

腹式呼吸においてさらに深呼吸をすると

腹式呼吸にさらに深い呼吸をしてみる、そのとき働く筋肉は、吸うときで働く横隔膜と、安静時呼吸と違い吐くとき働く筋肉が登場します。それが腹筋です。

※なので腹筋運動は身体を起こすときに深く吐きながら行うとよいわけですね。

息を吸うときは横隔膜が強く縮んで胸部分を縦方向 に大きく拡げます。そのとき、腹圧が上昇しますのでお腹が膨らみます。
吐く時には横隔膜は緩んで、腹筋が縮んでお腹をへこませ、腹圧を上げて横隔膜を強く押し上げ、息を吐くことを助けます。

このような作用で、お腹を膨らます、へこます、どちらの場合でも腹圧は高まるのです。

呼吸様式で働く筋肉も違ってきますが、間違いなく「腹筋」も関わっています。そして腹筋トレーニングを行うときは呼吸も意識しないと、もったいないですね。

以下呼吸を利用した腹筋のエクササイズについて載せておきます。