「腹筋」!昔は1つの「腹筋」だった…

「腹筋」!昔は1つの「腹筋」だった…

今回は「腹筋」についての捉え方についてみていきましょう。脇腹の筋肉を鍛えたい、下っ腹をへこませたい、ウエストをシャープにしたい、お腹を割りたいなど、同じお腹でも鍛え方や目的が人により違い、それは実に多様に渡ります。

腹筋

腹筋へのアプローチは実にさまざま。

「腹筋」の筋トレ種目は実に豊富です。「腹筋」が一つのかたまりではなく、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋、人によっては前鋸筋や横隔膜、呼吸筋なども「腹筋」として捉えられます。実に多くの筋肉で腹筋は構成されており、その分アプローチの仕方もたくさん存在します。

腹筋群

それだけいろいろなやり方で腹筋のエクササイズをしていかないともったいないです。カツオ自身が担当する腹筋中心のエクササイズクラスではひたすら腹筋の筋トレを耐久レースのように行うわけではありません。腹筋の持つパターンに沿って、いろいろな種目を行っていきます。ハイテンションな解説とともに。最後のクールダウンの時間まで本当にあっという間です。

腹筋王子1

腹筋はかつて一つのかたまりのころがあった。

実は、腹筋は昔、腹筋群としてすべての筋肉が同じように活動しているだけと捉えられていた頃がありました。一つのかたまりとして捉えられていたのです。

筋肉の活動を測る一つの指標として、筋電図というものがあります。筋電図は、筋肉を活動させる際に発生する電気活動を測定する機械です。ある運動をしているとき、その特定の筋肉が活動している量がわかります。以前は、この筋電図による腹筋群の測定位置もバラバラで結果もまちまちだったそうですが、これではいけないと思った研究者が、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、それぞれ体の表面で確認できる場所をわかりやすく提示しました。そこから腹筋群が一つのかたまりではなく、様々な腹筋たちによる、様々な活動のパターンをみることができるようになったのです。 

腹筋の筋トレ種目は、調べようと思えば、簡単に調べられますが、なぜこの種目がどこの腹筋にいいのか、腹筋のもつ、さまざまなパターンを理解するとより効果的なエクササイズができるようになります。腹筋のもつパターンをみると、腹筋がボディメイクアップにつながるというのも、過言ではありません。